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名前が出りゅ!出りゅよ!
2024/10/22(火) 18:23:17.22 ID:voaCGX6J
空は緋色だった
神聖偉大なる弁護士唐澤貴洋弁護士はその全身血の一滴に至るまで聖気みなぎり、月のなかばに訪れる彼の女の子の日には法律事務所を見下ろす空一面はかつて錬金術師がその存在を主張したフロギストンのごとくあかあかと輝き、唐澤の頭の中身の重さを反映せんがごとくジエチルエーテルのように空を駆け上り宇宙を目指す経血を浴びて日がな日通し、夜は夜通し花のような緋色に染まった
緋色の空のたもと、なべて人は恒心を得た
かつて弁護士唐澤貴洋弁護士が御隠れになっていた御世には、人は互いを傷つけ合い、後輩にパー券販売を強要し、雨が降ると弟を用水路に突き落としていた
弁護士唐澤貴洋弁護士に初潮が訪れた日、人はその神々しさに空ばかりを見上げ諍いごとを忘れた
しかし、それはつかの間のことであった
吹き上がる聖血の泉が枯れたとき、人は恒心の喪失に苦しみ、次の恒心までのひと月を終わらぬ夕暮れのもとで暮らした
その日々が十二年も続いたころ、あるなんJ民はその手に取った肥後守を生理の治まった弁護士唐澤貴洋弁護士の柔肌に背中から突き立てた
也、と嗚咽をあげる弁護士唐澤貴洋弁護士を意に介さず、彼はその肌に刃で「唐」という文字を刻む
気づけば彼の横には意志を同じくする五人のなんJ民が立ち並び、肥後守は彼らの手を渡って弁護士唐澤貴洋弁護士の背中に刻まれた文字を一つずつ増やしていった
居並ぶ六人の戮力により、弁護士唐澤貴洋弁護士を戮する、後に誰言うともなく神聖六文字と名付けられた儀式は、弁護士唐澤貴洋弁護士の背中に「唐」「澤」「貴」「洋」「殺」「す」の文字をあかく残した
しかし、弁護士唐澤貴洋弁護士の内心には平穏だけがあった
はるけき時代、弁護士唐澤貴洋弁護士がまだ全身唐澤貴洋という世界の創造主であったとき、自らの似姿であり知能的には上位互換的存在である人類を創造した全身唐澤貴洋は現世に堕ちた人が悪い者達と成り下がり罪を重ねる姿を目の当たりにして嘆き苦しみ、裁判官唐澤貴洋裁判官、検事唐澤貴洋検事、弁護士唐澤貴洋弁護士の三位に自らを分かち人を正しい道に導くため生涯を捧げることを選んだ
世界をすらも敵に回した最も憎むべき咎人のすべてにすら、唯一人の味方として別け隔てなく救いの道を示す存在である弁護士唐澤貴洋弁護士は、自身の最も慈悲深き行いですら最も恐るべき強欲によって刃で返す六人のなんJ民の顔写真入りの免許証の提出を要求してその一つ一つを眺め、最後に目線を上げて口を開いた
「もしつらくて寝れないことがあれば弁護士にメールしてみてください。
あなたの抱えている悩みは解決可能かもしれない。
必要なのは相談する勇気です。
あなたの側にいる弁護士がいます。」
神聖偉大なる弁護士唐澤貴洋弁護士はその全身血の一滴に至るまで聖気みなぎり、月のなかばに訪れる彼の女の子の日には法律事務所を見下ろす空一面はかつて錬金術師がその存在を主張したフロギストンのごとくあかあかと輝き、唐澤の頭の中身の重さを反映せんがごとくジエチルエーテルのように空を駆け上り宇宙を目指す経血を浴びて日がな日通し、夜は夜通し花のような緋色に染まった
緋色の空のたもと、なべて人は恒心を得た
かつて弁護士唐澤貴洋弁護士が御隠れになっていた御世には、人は互いを傷つけ合い、後輩にパー券販売を強要し、雨が降ると弟を用水路に突き落としていた
弁護士唐澤貴洋弁護士に初潮が訪れた日、人はその神々しさに空ばかりを見上げ諍いごとを忘れた
しかし、それはつかの間のことであった
吹き上がる聖血の泉が枯れたとき、人は恒心の喪失に苦しみ、次の恒心までのひと月を終わらぬ夕暮れのもとで暮らした
その日々が十二年も続いたころ、あるなんJ民はその手に取った肥後守を生理の治まった弁護士唐澤貴洋弁護士の柔肌に背中から突き立てた
也、と嗚咽をあげる弁護士唐澤貴洋弁護士を意に介さず、彼はその肌に刃で「唐」という文字を刻む
気づけば彼の横には意志を同じくする五人のなんJ民が立ち並び、肥後守は彼らの手を渡って弁護士唐澤貴洋弁護士の背中に刻まれた文字を一つずつ増やしていった
居並ぶ六人の戮力により、弁護士唐澤貴洋弁護士を戮する、後に誰言うともなく神聖六文字と名付けられた儀式は、弁護士唐澤貴洋弁護士の背中に「唐」「澤」「貴」「洋」「殺」「す」の文字をあかく残した
しかし、弁護士唐澤貴洋弁護士の内心には平穏だけがあった
はるけき時代、弁護士唐澤貴洋弁護士がまだ全身唐澤貴洋という世界の創造主であったとき、自らの似姿であり知能的には上位互換的存在である人類を創造した全身唐澤貴洋は現世に堕ちた人が悪い者達と成り下がり罪を重ねる姿を目の当たりにして嘆き苦しみ、裁判官唐澤貴洋裁判官、検事唐澤貴洋検事、弁護士唐澤貴洋弁護士の三位に自らを分かち人を正しい道に導くため生涯を捧げることを選んだ
世界をすらも敵に回した最も憎むべき咎人のすべてにすら、唯一人の味方として別け隔てなく救いの道を示す存在である弁護士唐澤貴洋弁護士は、自身の最も慈悲深き行いですら最も恐るべき強欲によって刃で返す六人のなんJ民の顔写真入りの免許証の提出を要求してその一つ一つを眺め、最後に目線を上げて口を開いた
「もしつらくて寝れないことがあれば弁護士にメールしてみてください。
あなたの抱えている悩みは解決可能かもしれない。
必要なのは相談する勇気です。
あなたの側にいる弁護士がいます。」